季節は逆戻り。
今朝の玄関先の温度計は-4℃。外に出れば強い風と雪のまるで冬に戻ってしまったかのような天候でした。今回のように強い寒気が入ってくれば、このような天候になるのは決して珍しいことではありません。9時頃より天気は回復してきて、出発を見合わせていたお客様も下山されて行かれました。雪にはなりましたが積雪量が増えるような雪ではありませんでしたが、黒く汚れてきた雪面が再びきれいな白へと変わりました。
天気が回復してきたころ、外を見ようとすると窓ガラスには雪がくっついていてちょっと面白い光景でした。
天気が回復すると気温は上がりだし、薄っすらと積もっていた雪はすぐに解けてしまいましたが、木々に付いた霧氷はしばらく残っていて、それがとてもきれいでした。安曇野の水田とこの霧氷のコントラストは春と冬の二つの季節が同じ写真の中に入っていて、ちょっと面白い光景でした。
天気はどんどんと良くなっていき、気温も上がり、登山日和の1日になりました。朝のあの厳しい天候がまるで嘘だったかのようでした。写真の部分のロープが張ってある部分は雪が残っている部分では一番傾斜がきつい部分だと思います。この階段も多くの人が歩けばなくなってしまうと思われます。チェーンアイゼンにストックでは雪になれてない方は少々心もとない気がします。雪になれていない方こそ、ピッケルとアイゼンの携行をお勧めします。
日中は風も弱く、展望も広がり、みなさん外でこの素晴らしい景色を楽しまれていました。
日の入りは18時41分でした。日が沈む直前、穂高連峰に夕日があたり、ちょっとだけ赤く染まりそれがきれいでした。週末の明日は天気予報もよくきっと賑やかになるでしょう。雪は現在富士見ベンチを過ぎると所々出てきますが、合戦小屋でアイゼンを装着されるとよいでしょう。また、明日は気温も上がりそうなのでこまめな水分補給を。水分不足は体調不良になる原因の最もなものとなっています。日中は暑くとも朝晩は0℃近くまで下がりますので防寒着もお忘れなく。
河地