雨あがって。
昨夜から今朝にかけてはややしっかりとした雨降りとなりましたが、7時頃より雨雲が抜け急激に回復してきました。ここから見下ろす合戦小屋の雪解けがさらに進んだように見えました。また、昨日の雨を受けて、ダケカンバの木々の幹はなんだかいきいきとしているように見えました。ダケカンバの木々の芽吹きにはもう少し時間がかかりそうです。これらの芽吹きが始まる頃は山肌が日に日に緑になっていき、とても美しいものです。
日中はガスで真っ白でしたが、夕方になりそのガスも切れ、美しい光景が広がってきました。また、聖高原には美しい滝雲が流れ出ていました。
このライチョウは小屋の周りで本当によく見かけます。こっちがじっとしていると僕のことなど気にせず、何かをついばんでいます。今日は間もなく咲き出しそうなミヤマキンバイをつついていました。
日中はガスで何も見えない1日でしたが、こんなきれいな日の入りと夕焼けを見ることが出来ました。この先の天気予報を見ているとしばらく晴マークが並んでいます。
北燕岳から東沢乗越にかけては今はまだ登山道に雪が残っているため、通行は困難です。ここは急斜面に雪が付いていて、そこをトラバースしていかなくてならないため、とても危険な状況です。今日はここが通れないことを知らずに踏み入ってしまい行動不能になった方の救助がありました。北燕岳から先の急な雪面には足跡が付いてしまいましたが決して入らないでください。ここが通れるようになるのは雪がなくなる7月の上旬です。また、東沢乗越より下は沢沿いのルートになるため、大雨の後は水量が増え、危険なことがあるため、大雨の直後は通行困難となります。
河地
