初夏。
昨夜は太陽が沈んで一時間ほど過ぎた頃、立山の右側にはまだ残照があってきれいなオレンジ色になっていました。また、月が明るくその明かりに照らされて写真を撮ると昼間のような明るさでした。明日は満月です。
今は昼間が長いので、夜になるとすぐに朝がやってきてしまいます。今は4時半頃太陽が昇てきます。今朝は雪面がピンクに染まる美しい朝焼けが見られました。ベンチなどには霜が降りていて寒い朝でしたが、太陽が昇るとあっという間に暖かくなってきました。
きれいな五月の青空が広がり、空気もカラッとしてとても気持ちの良い天候となりました。こんな日は窓掃除も気持ちの良いものです。
小屋の東側が開通しました。今年は、三月に積もった雪が多かったせいか雪が柔らかく作業は順調に進みました。いつもならカチカチの雪をスノーソーで切っていくのですが、今年はスノーソーの出番は少なくなりました。それでもこうして開通するとうれしいものです。ただ、この小屋の東側は、水のポンプアップが出来るまでは、天水を集める場所となりますので、今しばらくは玄関までは小屋の西側をお回り頂きます。
今日の日中は気温も上がり、登ってきたお客様は皆様「暑い暑い」とおっしゃっていました。この気温の上昇により、夏のように安曇野側にはガスが湧き上がってきていました。初夏という言葉がぴったりな1日でした。これからの季節は晴れた日にはこうして気温が上がり汗をかくようになってきます。体がまだ暑さになれていないのでかなり暑さに参ってしまう場合も出てくるかもしれません。晴れた日には水分は多めに取られるといいかと思います。
午後はガスがさらに湧き上がり、この周辺もすっぽりとガスに包まれてしまい、日の入りも見られませんでしたが、日が沈んで1時間するとそのガスも取れ、燕岳の美しいシルエットが浮かび上がりました。さすがに夜になってくると気温は5℃くらいまで下がってきて寒いなと感じましたが、日中は暑く感じ、もうちょっと先にある夏を少しだけ感じさせられました。初夏ですね。とはいってもまだ雪はたくさんあります。
河地