ひんやりとした1日。
6月になりましたが今朝は0℃近くまで下がり、所によっては薄氷が張っているところもありました。山の上はまだまだ寒いものです。そんな今朝も美しい御来光を見ることが出来ました。今の時期は雪面が太陽の色に染まり、それがとてもきれいなのですが雪が少なくなってくるとそれもだんだんと見られなくなってきて少し寂しさも感じます。
朝のうちは日差しも強く、この時期らしい気持ちの良い青空が広がりました。日差しが強かったため、上昇気流が起き、一筋の雲が面白い形でモクモクと沸き上がってきました。しかし、その後は夏のように稜線の東側はガスにすっぽりと包まれてしまいました。そのため、気温も玄関先の温度計は5℃台までしか上がらず、寒い1日となりました。
さらに冷たい空気が流れ込んできて、一時あられ混じりの雨も降りました。その後は雲が切れ、所々に太陽の光が当たるようになってきました。ちょうど安曇野の水田にもその光が当たり、どんよりとした空の中、そこだけが輝いて見えました。
雪解けが進んでくると雪面には美しい縞模様が見られるようになってきます。
日中はガスに包まれ、外にいらっしゃる方は少なかったのですが、夕方になるにつれ雲はどんどん少なくなっていき、寒いながらも外で過ごされるお客様が増えてきました。
日中の天気からして日の入りは厳しいかと思っていたのですが、こんな美しい日の入りを見ることが出来ました。野口五郎だけの左側へと太陽は沈んでいきました。ただ、その頃の気温は4℃台まで下がっていて、皆さん寒い寒いとおっしゃっていました。まだダウンなどの防寒着は欠かせません。これは今の時期だけに限らず、山の上では夏にも言えることですが、山の上は街より10℃以上気温が低くなります。ここの気温の目安としては松本市の気温から13℃位引いた気温となります。
河地