新緑と新雪。
寒気の影響により、ここ最近は不安定な天気が続いています。しかし、今朝は晴れて麓からも燕岳の姿を見ることが出来ました。下から見ると雪がかなり少なくなったことがわかります。
今登山口辺りの新緑がとてもきれいです。朝日を受けるオオカメノキがとてもきれいでした。また、ダケカンバの新緑も始まってきて、緑のトンネルの中を歩くのはとても気持ちのいいものでした。
マイヅルソウ
ニガイチゴ
足元に目をやれば、3週間前にはまだ見られなかったマイヅルソウやニガイチゴが咲き始めていました。まだ花の数が多くありませんが、第二ベンチの上ではたくさんのイワカガミも咲き出してきています。これからどんどん花の数が増えていくので楽しみです。
エンレイソウ(合戦小屋の下)
合戦小屋のナナカマドの葉もどんどん成長してきています。ここまでも雪はありませんし、合戦沢の頭までも雪はほとんどありません。あっという間に雪がなくなり、季節は進んでいます。今週末からいよいよすいかの販売も開始予定です。
合戦沢の頭辺りのダケカンバの芽吹きが始まり出してきています。今日は季節の歩みを探しながらの上山となり、ガスが湧いてきてしまい展望はなかったのですが、楽しい登山となりました。
合戦沢の頭から先は雪が出てきます。雪に不慣れな方はここでチェーンスパイクもしくは軽アイゼンを付けられるといいかと思います。
途中、雪がなくなる箇所が出てきますが、そこには早くもタカネザクラが咲き出していました。
春の訪れを知らせるそのサクラを過ぎれば再び雪の上を歩くことになります。なんだかちょっと面白く感じました。
そして、燕山荘直下にくると昨夜降ったと思われる雪がのっかっていました。今回の寒気の影響によるものでしょう。6月になっても山の上ではまだまだ新雪が見られます。登山口辺りでは新緑があんなにきれいだったのに山の上では新雪と、山の上と下ではこんなにも季節の進みが違うのだと改めて実感させられました。
気温はあまり高くはないのですがそれでも雪解けは進んでいて、歩きにくい箇所があったので雪切へと出かけてきました。この作業もあと数回で終わりになりそうです。うれしい気もしますが雪がなくなるとやっぱりさみしい気がします。
日中はガスに包まれる時間が多く、肌寒い1日でした。明日は日差しがあるといいのですが、例年ならそろそろ梅雨入りなのですが今年は少し遅れそうですね。
河地