ダケカンバの芽吹き。
今朝は久しぶりにご来光の見られない朝でしたが、6時頃より展望が広がってきて、浅間山の噴煙も見られました。雲のすき間から差し込む光が素敵な光景を創り出してくれました。晴れてはいなくてもこんな美しい光景が見られることもあります。
朝の玄関前の様子です。日曜日の朝とあって賑やかとなりました。また、9時を過ぎると昨日、大天荘にお泊りのお客様も戻って来られ、賑やかな午前中となりました。山小屋の営業が始まると山がどんどん賑やかになっていきます。
今日は天気が変わりやすい1日でした。午前中、一時晴れ間も見られたのですが午後になるとにわか雨が降り、濡れてのご到着のお客様もいらっしゃいました。気温が高くなった時の午後はやはりにわか雨が降りやすくなります。このところ、雨が少ないのでいいお湿りとなりました。もう少し降ってくれてもよかったのですが。
ダケカンバの芽吹きが進んできて、合戦尾根の山肌の色も茶色から緑色へと変わり出してきました。その木々の間を歩くのはとても気持ちのいいものです。
雪の様子を見に行ったのですが3日前と比べ、雪解けはかなり進んでいて驚きでした。まともに雪の上を歩くのは200mくらいしかなくなっていました。また、これまで立ててあった目印となる赤旗も不要となり、数本を残して回収しました。小屋明け時は200本近く立ててあった赤旗もあと数日で回収することになりそうです。
このところ、ライチョウのメスはあまり見かけることがなくなってきました。先日の夕方、オスとメスがそろってエサをついばんでいたのですが、メスはものすごい勢いでエサをついばみ、あっという間にどこかへ行ってしまいました。その行動からももう卵を抱えているのではないかと想像出来ました。一方、オスは縄張りの見張りをしているため連日のように姿を見せてくれます。そのオスがいつもの見張り台の近くで砂浴びをしている姿を見ることが出来ました。白い羽が茶色くなっているのが少し面白かったです。
河地