夏を思わせる空。
昨日の天気とは打って変わって朝から気持ちのいい晴れとなりました。若葉が朝日に染まり、今だけしか見られない山肌の色となりました。
昨日の雨で空気が澄んでとてもきれいな青空が広がりました。気温も上がり、この空の青さは夏を感じさせました。
合戦尾根上部のダケカンバの芽吹きが一気に進み、山肌の色も夏色へと変わりだしてくれました。青空とこの新緑のコントラストがとてもきれいでした。
今日のように暑くなってくるとこうして残る雪がとても嬉しく感じます。暑い中、この雪を手に取って体を冷やしたりするととても気持ちのいいものです。ただ、この雪ももう少しでなくなってしまいそうです。
燕山荘直下の夏道もはぼ雪は残っていますが、最後の部分に雪が残っているので開通までにはもう少しかかりそうです。
午後になってくると気温上昇により、夏特有のガスが上がり始めてきました。ただ、カラッとした空気のせいか思ったほどのガスの湧き上がりが少なかったです。
なかなかやってこない梅雨を通り過ぎて、夏の訪れを感じさせられた日の入りもまた素敵なものでした。6月21日は夏至です。今が最も昼間の時間が長い頃です。太陽が野口五郎岳の上へと沈んでいきました。それにしても梅雨入りが遅れています。雨が降るといやだと思うこともあるのですが、こうして雨が降らないと水不足にもなりますし、植物たちも水を必要としていることなので喜んでばかりもいられません。ぼちぼち梅雨入りしてくれてもいいのにな。
河地