梅雨の悪天候時は注意が必要です。
さかきです。
▲遠望 富士山(中天井岳より)
ここ数日来、朝の気温は今日が一番高く、7℃台。
日の出を見るには、比較的しのぎやすい朝でした。遠望とはいえ、日の出前の富士山の秀麗だったこと。
日の出直後はほんのり山頂部分が紅く染まり、手前に見える諏訪湖周辺の朝霧の様相と相まって、いい感じでした。
▲遠望 北信五岳(中天井岳より)
こちらも朝靄まとい、美しい光景。
今朝の日の出は4:24頃。考えてみれば、昨日は夏至でした。
麓安曇野平から長野方面に流れる犀川沿いに立ち込める川霧が印象的です。
今朝の大天荘と大天井岳。
ほんのり淡いオレンジ色に染まり、清々しい朝のひとときです。
昨日梅雨入りした長野県、どうやら今晩辺りからやや荒れ模様の天気になりそうで、ヤマテン等の予報でも注意喚起の予報文が出ています。雨はもちろんですが、風がかなり強まりそうです(※ヤマテンは有料サイトです)。
昼過ぎから雲行は怪しくなり、上空あちらこちらにレンズ状の雲が出現。明日の天気を占うようです。
夕方には槍ヶ岳含め大天井岳界隈も雲に包まれるようになり・・・
梅雨時の悪天候時、低気圧や前線が北アルプス付近を通過する際、大天井岳周辺は、雨はもちろんですが、猛烈な風を伴うこと間々あります。それは台風が近隣を通過する時に吹く風よりも強くなること、珍しくありません。
冬ではないこの時期でも、稜線上では雨により日中の気温が5℃以下まで下がることはよくあり、長いことその冷たい雨と強風が体に当り続けますと、グッと体温を下げ、たとえ頑強な人でも低体温症のリスクは高まります。
「自分は大丈夫」の過信が一番禁物。梅雨の悪天候時の縦走計画は、ご自身の技量と照らし合わせて、くれぐれも無理のないようお願い致します。