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燕山荘

鳥たちが元気です。


今日はどんよりとした曇り空で西風が強く、そのため、肌寒く感じる1日でした。しかし、ヘリポートから燕岳方面を眺めれば、テント場辺りに雪がわずかに残るだけとなり、山肌の緑が濃くなってきて、夏が近づいてきたことを感じさせられます。

テント場に残る雪面には鳥たちのエサとなる小さな虫がいるのでしょうか、1日中、イワヒバリとカヤクグリがエサをついばんでいました。左の大きい方がイワヒバリで、右がカヤクグリです。カヤクグリがイワヒバリの近くに行ったとき、イワヒバリがカヤクグリを追い払っている姿がちょっと面白かったです。

テント場の雪もずいぶん減ってきましたが、、8割以上の方は雪の上にテントを張ることになりますのでご注意を。またテント場の雪が少なくなってくると夏道開通ももう間もなくです。10年くらい前は2,3m掘って、海の日の合わせて開通させていたのですが、温暖化の影響でしょうか今はそれもなくなっています。テント場のトイレも姿を全部表わしてきました。こちらも準備が整い次第ご利用できるようになります。今日はテント場周辺の雪解けが一気に進んできたので、杭を立てたり、ロープを張ったり、トイレに雨どいを掛け、掃除用の水が確保できるようにしたりとこの周辺にいる時間が長くなりました。

そんな作業をしているとまたもやクークーと声がするので、そちらに目をやると元気よく走り回るライチョウのヒナたちがいました。あちこち走り回るのでお母さんもきっと大変なことでしょう。

そんな元気なヒナたちですがまだ体温をうまく作りだせないので、しばらく歩くとお母さんの羽の中へと全部入っていき、姿が見えなくなります。その時は、お母さんは少し安心したのか優しい目になってきたような感じがしました。

そして、5分くらいするとヒナたちはまた羽の中から元気よく飛び出してきて、あちこち歩き回りだします。このかわいらしい姿についつい仕事の手を止め、長い時間見入ってしまいました。

このライチョウがいた近くにはノウゴイチゴが咲いていました。テント場にはロープを張るに行くくらいだったのですが、こうして長い時間いたら色々な発見がありました。今、ライチョウ、イワヒバリ、カヤクグリが活発に行動していて、このかわいらしい姿に癒されます。

気が付けば6月ももう下旬へと差し掛かってきました。7月に入ればあっという間に最盛期が始まってしまいます。今日は第2別館のお部屋作りを始めました。6月は時間があるようでないようで、慌ただしく日々が過ぎていくような感じがします。そんな中、鳥たちのかわいらしい姿が心を癒してくれます。

河地

 

 

 

 

 

 

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