元気な声がいっぱい。
梅雨の中休みが続きます。今日も朝から晴れとなりました。日の出時刻も夏至の頃より1、2分遅くなってきました。暑さはこれからなのに日の出が少しずつ遅くなってくるのは何だか不思議な感じです。テント場の雪ももう少しとなってきました。
あっという間に木々の葉っぱが開いてきて、山肌の色は一気に夏色へと変わってきました。この数日の変化には驚きます。ただ、まだここから槍ヶ岳へ行くには雪が残っている箇所があり、通行が困難な状況となっております。7月に入り各小屋の営業が始まる頃にようやく通行可能になりますのでご注意を。
朝のうちはきれいな青空が広がっていたのですが、山頂の後ろに面白い雲が出てきたと思ったら、どんどん空は高曇りへと変わっていきました。巻層雲が広がってきて、太陽の周りにはきれいな暈が見られました。ちょうどその頃、ヘリコプターの物資輸送が行なわれ、ヘリコプターと一緒に撮ることが出来ました。
今日は東京の自由学園の皆様が学校登山として登って来られました。最近静かな日々が続いていたのですが若い元気な声で、小屋の周りはとても賑やかで楽しい雰囲気に包まれていました。こうして、学校登山で登って来られる生徒さんが年々少なくなってくるのは少々寂しく感じます。
今日も玄関前の石垣の下にライチョウの家族がやってきました。やはり雪がなくなったすぐの地面は出てきて間もない柔らかい新芽があるせいか、今日もここでエサをついばんでいました。このことは燕山荘のライチョウ観察会の講師でもある植松さんに教えて頂きました。雪解け直後の出てきたばかりの地面辺りを探すとライチョウのヒナたちに出会えるチャンスがあるかもしれません。この写真は親と一緒のエサを食べているヒナたちです。もしかしたらこのエサは食べれるよと教えているのでしょうか。
この梅雨の中休みの晴れ間を利用して、窓ガラスとサッシの掃除を進めました。この窓からは槍ヶ岳がよく見えるので、景色を楽しみつつ、みんな楽しそうに掃除をしていました。
コマクサが次々に花を咲かせだしています。雪解けの早かった今年も昨年並みの速さでコマクサが咲き始めています。
河地