天候回復。
朝は雨で始まりましたが、天気は回復していき青空が広がってきました。週末とあって日帰りの方も多く、10時を過ぎると玄関前はとても賑やかになりました。気温が高いせいか皆様の恰好も夏使用で一足早く夏山シーズンが始まったようでした。
テント場も賑やかになりました。ただ、ここは燕山荘周辺で一番雪が多い所で、半数以上の方は雪の上にテントを張ることになります。これが完全になくなるにはもう少し時間がかかりそうです。
ここまでの登山道に雪がなくなったこともあり、小さなお子様も登って来られるようになりました。お子様の思い出になるようにと登頂証明書のプレゼントとスタッフ手作りの缶バッチをプレゼントしています。この子たちが大きくなった時、再び燕岳へ来てくれると嬉しいものです。
気温の上がった午後はやはり安曇野側はガスに包まれました。そのおかげでブロッケンと白い虹を見ることが出来ました。夏の燕岳ではブロッケン現象が見られることが多くなります。
その安曇野側の雲も日没直前には取れて安曇野の街が見えてきました。夏の入道雲のようにとはいきませんでしたが、今日も気温が上がったのでしょう。モクモクと沸き立つ雲がたくさん現れました。夏はすぐそこですね。
ちょうどその頃、ヘリポートからテント場の少し下辺りの斜面をみるとクマが1頭エサを食べている姿が見られました。今年はクマを見る機会が多くなっています。特に朝晩の一人歩きはなるべく避けた方がいいでしょう。鈴を持つのも有効かと思います。ただ、このクマ鈴は小屋の中では音が鳴らないようにされるといいかと思います。
河地