やっと“雛”に出会えました。
さかきです。
今日は久しぶりに雷鳥クイズと参りましょう!
午後に雨が止み、少し辺りを散策していましたら、大天荘から約100mのところで、「クークー」と鳴く雷鳥の声。ふと槍穂方面の岩礫地帯を見渡したら・・・いました!
さて、上の画像のどこに雷鳥が写っているでしょう?
正解は、
ちょっと難しかったでしょうか。
こちらをじっと見つめる雷鳥の母親。近くで「ピヨピヨ」という雛の鳴き声も。
私の方が高い所から眺めていたため、途中から親の鳴き方が変わりました。恐らく警戒してのことでしょう。
私自身、今シーズン初めて雛を見ることができました。
本当に可愛いですね。
とにかく、無事に大きく育ってくれることを祈るばかりです。
「さぁさぁ、行きますよ。あのおじさんは、毎年気まぐれで私達のことを写真に撮る、この辺りでは噂になっている困った人なのよ。いちいち付き合わなくていいからね!」
「えぇ、僕ちょっとあのおじさんに興味あるんだけどな。」
「いいから、もう行きなさい!」
私、立つ瀬がありません・・・
気を取り直し、主たる目的であった中天井岳から辺りの雲海の様子を収めに、その頂きへ。
すると、また別の雷鳥家族が近くをウロウロしていたのでした。
せっかくですから、雷鳥クイズ第二問目、上の画像に母親はどこに写っているでしょう?
正解は、
いかがでしたか。
少なくとも、今年は大天荘周辺にこの二家族と、他にもう一家族はいるものと思われます。
「さっき、お隣の奥さんから、例のおじさん現れたらしいとの連絡受けたけれど、もう来たのね!私たちのこと撮ってもいいけれど、邪魔だけはしないでくださいね。」
・・・はい、承知致しました。
毎年お伝えしていますが、近くで雷鳥親子を見かけられた際は、決して追い回したり接近しすぎたりせず、そっと静かに見守って上げてください。雛の時期は、親とはぐれてしまう確率も低くないと聞きます。
ご協力宜しくお願い致します。
雷鳥に気を取られ、雲海の写真を撮りそびれてしまったのでした・・・
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▲雲を纏う燕山荘と餓鬼岳
▲梅雨の合間 夕刻の槍・穂高連峰
▲槍ヶ岳 独り占め
▲流れる雲の中に大天荘
梅雨末期なれど、梅雨の中休み。
改めて撮りに出かけましたが、久しぶりに見た穏やかな周辺の峰々、我々スタッフもここ数日の悪天候から解き放たれ、癒されました。
梅雨明けが待たれますね・・・