徐々に盛夏へ。
さかきです。
午前中こそ風が強かったものの、それも徐々に落ち着き、日中は概ね晴天に恵まれました。
晴天で風が強い朝方は、比較的上空変化に富む雲が出やすいもの。なかなか印象的な雲が方々に広がります。
陽ざしの強さで、穂高連峰のモルゲンロートが美しい・・・
強い陽ざしに加え、昨日までの雨のおかげか、空気が洗い流されたのでしょう、降り注ぐ薄明光線が作り出す麓の光景が、とても幻想的でした。
池田町の田んぼは、夏らしい色濃い緑色に染まり、なんともいい感じです。
昼近くになっても、上空の気流の強さに伴う雲は相変わらず。私個人的にはとてもお気に入りの光景ではあります。
気づけば、裏銀座主稜線の残雪は目立たないくらいに減り、様相はすっかり夏山です。
そんな中、今日、長野県は梅雨明けしたようです。
盛夏というには、日中の気温は今一つ盛り上がりにかけますが、これから太平洋高気圧が強まるにつれ、徐々に高くなっていくことでしょう。
陽ざしを遮る箇所の少ない北アルプスの稜線歩き、熱中症対策に気を遣う登山となります。
こまめな水分と栄養摂取は欠かせません。
体調管理に十分留意され、安全で楽しい、事故のない夏山シーズンであって欲しいと切に願います。
コゴメグサやアオノツガザクラなどはこれからが盛りですが、コマクサは元気いっぱいです。
燕山荘から大天荘に向かう縦走路の途中、通称「為右衛門吊岩」付近のお花畑が、かなり見頃だと思われます。
では、最後にイワヒバリから一言あるそうなので、聞いてみたいと思います。
「なんだって？梅雨明け？僕らにはよくわからない言葉だけど、つまりは、これから山が賑わうということだろ？事故怪我無く楽しんでくれよ」
あら、珍しくご助言ありがとうございます。
「こうやって、いつもたそがれてばかり居るわけではないんだよ！山に関わる同じ仲間として、心配もしていること忘れないでね！」
・・・重ね重ねありがとうございます。
