トンボが飛ぶ季節。
昨夜は満月を一日過ぎたまだ明るい月と稲光の美しい夜となりました。稲光の瞬間を摂るのは難しく、何度もシャッターを押し続けてようやく摂れました。いつまでも見ていたい光景でしたが、眠気には勝てませんでした。
そして、朝起きれば月は槍が岳の上辺りまで移動していて、また違った光景を楽しませてくれました。満月の頃というのは月明かりが強く、昼間とは違った光景を楽しませてくれます。
今朝の日の出は4時45分、岩菅山の脇から昇ってきました。日の出の頃は空気がヒンヤリとして、さすがに半袖では寒く感じました。
晴れてはいたものの槍から穂高にかけての稜線には、稜線にだけ雲がかかっていました。まだ大気が不安定な状況で、なかなかすっきりとした夏空にはなりません。それでもこの雲もなかなかきれいなものでした。
今朝は気持ちのいい青空が広がり、その青空の下、穂高東中学校の出発式が行われました。青いジャージがこの青空にとても似合っていました。最後にオーナー赤沼が燕岳をバックにホルンの演奏を行いました。昨日は気温が非常に高く、また途中でにわか雨にあうなどちょっと大変でしたが、今朝のこの素晴らしい景色を見て、みなさんとてもうれしそうでした。ここから見る自分たちの学校や街はどう心に残ったことでしょうか。最後はテガタチドリに見送られながら下山して行きました。
そのお見送りをしている時、石垣の下から何か白いものが飛んできました。恐らくこのオニシモツケの花だと思われます。
今日の日中も昨日同様、玄関先の温度計は20度を越え、気温の高い1日となりました。今日は昨日以上にたくさんのトンボが空を舞い、どこに向けてシャッターを押してもトンボが写りこむほどでした。今日は雲は多かったものの、昨日のようなにわか雨はありませんでした。
今日もまた午後には東の空には恐らく群馬県辺りかと思いますが、発達した積乱雲が見られました。夏らしい光景です。ようやく夏らしくなってきましたが、山の夏というのはほんとに短いもので、8月に入れば、早くもどことなく秋の気配が現れ始めてくるものです。だから、この短い一瞬の夏を楽しみたいものです。
河地