な・つ・が・き・た!
さかきです。
夏至の頃は4:25前後に日の出を迎えましたが、今日その同じくらいの時刻に仰ぎ見た東の空には月齢27.2、まもなく新月を迎えるそれが、細くではありますが煌々と輝いていました。
これだけの天気です、朝早くからテント泊の方を中心に、早々出発準備をされる物音はするものの、快晴無風で、ある意味静寂が漂う、清々しい夜明けとなりました。
日の出を待ちわびる人たち、その眼前の浅間山と四阿山、いつ見ても素敵なシーンです。
4:50過ぎの日の出。
私は、周辺の山並みの麓に朝靄がかかる日の出の、この時間がとても好きです。
それから約10分後、朝靄が陽ざしを浴び、辺りはオレンジ色に輝き、四阿山や有明山のシルエットが神々しく醸し出されます。
久々にブログの写真をと、意識的に今朝は外に出ましたが・・・何度見てもこの美しい光景は言葉になりません。
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午前中を中心にほぼ雲一つない青空が広がり、大天荘の温度計は昼間30℃を超えていました(もちろん図り方などに正確さは欠けますが、体感的にはそれぐらいの温度となりえると思います)。
気づけば8月。
改めて「夏が来た!」。
「そうだな、夏本番だ!」
「はい!夏ですね!」
え!?
「あら、撮影の邪魔してごめんなさいね」
「私も一言申し上げるわね。な・つ・が・き・た!」
今日の強い陽ざしは、ヒトのみならず、動植物達にとっても夏本番を感じとったに違いありません。
暑くはありましたが、全てにおいて活気みなぎる一日だったように思います。
そして夕方。
残照を背に浴びる槍穂の優美な光景が、印象的でした。
大天井岳に這い上がってくる雲に西陽が輝き、なんとも幻想的。
燃える鷲羽岳。
鷲羽岳と北ノ俣岳の間に沈む日の入。時刻にして概ね19:00頃でした。
麓では連日40℃近い酷暑が続いているとお聞きしますが、北アルプスの稜線上もそれに負けないくらいの暑さを体感する中での登山となります。
ここ連日、暑さによる体調不良、いわゆる熱中症気味の方を見受けますが、そのほとんどが栄養並びに水分摂取の不足から来ているようです。また、登山前夜はしっかりとした睡眠も欠かせません。
体調管理に十分気をつけられて、楽しい夏山の想い出を刻んで欲しいとせつに願います。