夏真っ只中。
山の朝は早く、４時前には、すでに多くの方々がが動き出しています。東の空がオレンジ色に変り出す頃、山頂でご来光を見ようという方々がヘッドランプの灯りの列が、テントにも明かりが灯りカラフルな光が浮かび上がります。今日は雲海も出ていてその光が雲海の上で光とてもきれいでした。天気のいい日の夜明け前はとても活気付きます。
そんな今朝は、東の空には、明日新月を迎えるすっかり細くなった月がきれいに輝いていました。月のかけて暗くなっている部分に地球の光が当たって薄っすらと見えていました。
真っ青な夏の空が広がりました。本当に気持ちちのいい空です。朝のうちは雲海が残っていて雲の上にいる爽快な気分も味わえました。
昨夜お泊りのお客様が下山されて、一時は静かになりますが9時を過ぎれば、新たなお客様で賑わいはじめてきます。今は夏の後半に咲く花が多くなってきていて青の美しいトリカブトがたくさん咲いていて、皆様を出迎えてくれています。
午後は夏特有のガスに包まれてしまいましたが、そんな中、普段聞きなれない鳥の声が聞こえたのでそちらの方に行くと2羽のホシガラスがいました。そして、しばらく眺めているとギャーギャーと鳴く方が羽をばたつかせ、もう1羽からエサを貰っている姿を見ることが出来ました。はっきりとはわかりませんが、もしかしたらホシガラスの赤ちゃんが親からエサを貰っていたのかもしれません。ただ、赤ちゃんにしては大きかったので違うのかもしれませんが。イワヒバリのヒナは親からエサを貰う時の様子とよく似ていたのでこう思っただけなのですが、これは一体なんだったのでしょう。
ガスに包まれていましたが日が沈むころ気温が下がるとそのガスは取れ、ガス越しに美しい太陽を見ることが出来ました。
河地
