早出早着。
さかきです。
一昨日昨日の週末、テント場は賑わいをみせ、今朝の槍・穂高連峰のモルゲンロートは、多くの宿泊の方、テント泊の方の鑑賞の的となりました。
バーナーでお湯を沸かしてコーヒーを淹れているテント泊の方がちらほら。
贅沢な“モーニングコーヒー”タイムといったところでしょうか。羨ましい限りです。
今日の午後は局地的なにわか雨がある、との予報でしたので・・・なるほど、早々に朝の雲海は所々盛り上がりを見せ始め、
午前中の早い時間から、松本安曇野方面の信州側の盆地から勢いよく積雲が湧き立ちます。
ある意味、こういった感じは夏山特有の空模様です。
昼前後には小屋周りは雲の中。
陽ざしを受けた午前中は、大天荘の温度計で26℃前後を表示するほどの暑さに見舞われたと思いきや、瞬く間に霧に覆われ始めると気温はグッと急降下、20℃以下まで下がりました。
ふと上空を見上げれば、太陽と雲のせめぎ合い。
これも“夏の色”でしょう。
この先数日は、午前中晴れ、午後霧か夕立(の可能性)、そんな空模様が続きそう。
「早出早着」。
登山の基本となる行動で、午後の夕立を回避できる可能性は高まります。
また、朝の涼しいうちに、登山口からの急な登りを済ませておくことで、体力の消耗を抑えられるかもしれません。
このブログ上でも何度か話題にさせて頂いていますが、もちろん、上述以外にもその有効性は色々あります。
「早出早着」。
是非お心がけ頂きたいと思います。
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この画像、たくさんの“トンボ”が写っているのがおわかり頂けるでしょうか。
先月の燕山荘のスタッフブログにも同様の画像があったのを記憶します。
アキアカネ。
先日もこのブログ上で登場し、“コメント”を頂いたところです、はい。
今日も中天井岳で写真を撮っている私の周りを、「カサカサ」と羽の音を立てて飛び交う無数のアキアカネ。ハエや蚋などの小昆虫を捕食してくれる、登山者にとってはヒーロー的な存在。
登山中に休憩している、すぐその傍で羽を休めることもあり、割と至近距離で見ることできます。
街中でそう触れ合うことはないでしょう、是非今の時期の登山の楽しみの一つに「トンボ」を意識してみるのも一興ですね。