楽しい登山に、いい夢を。
さかきです。
今日から「山の日」連休、そしてそのままお盆休みに突入という、4月下旬から5月上旬に続く“大型連休”の初日を迎えました。夏山に限らず、日本列島どこもかしこも盛夏のピーク、この時期を過ぎると、秋の足音がどこからともなく聞こえてきます。
今朝は麓一面に雲海が広がり、その中に浅間山の噴煙がポツッと浮かび上がりました。
しかし、今日はこの後の雲の湧き方が急ピッチで、あっという間に大天井岳界隈は霧の中。
昨日までと違い、午後の夕立はありませんでしたが、夕方近くまで濃い霧に包まる始末。
夕方にはそれも徐々に取れ始めますが、槍穂の姿は、明るい時間帯のうちは、見せることはありませんでした。
それでも、上空には月齢5.7のお月様が。
お見えになられた登山者の人たちにとっては、非日常だから尚の事、印象的に引き寄せられるものがあるのでしょう。
東の空のビーナスベルト、明日の朝には日の出にとって代わり、多くのギャラリーで埋め尽くされるはずです。
ということで、連休初日はまずまずの登山日和に恵まれ、大天荘のテント場は、今シーズンの中で一番の賑わい、多くの“華”が咲きました。
消灯直前の大天荘とテント場に月。
活気あるテント場は、やはり夏に似合います。
もう少し南に目を向ければ、天の川と槍穂の稜線に月。
今晩はほぼ無風、テント泊の方々にとっては快適な夏の一夜を過ごせるはずです。
テントの生地一枚越しには満天の星空。
ぐっすり休んで、明日も再び方々で楽しい夏山登山を満喫して欲しいものです。
標高2870mのこの地で、一晩どうかいい夢を・・・