面白い光学現象。
今朝起きて西の空を見ると、まもなく月が笠ヶ岳辺りに沈むところでした。満月が近い月は明るく、写真を撮るとまるで日の入りのような写真になりました。そして、槍ヶ岳の左側には幻月が見られました。滅多に見ることのない光景です。
そして、月の入りをと楽しみにしていたのですが、残念ながら雲に隠されてしまいました。
一方、東側の空にはオリオン座が輝き、その下にはピカピカと光る積乱雲の光も見られました。夜明け前から面白い現象が二つも見ることが出来ました。
東の空が明るくなってくるとそのピカピカと光る積乱雲の姿が分かるようになってきました。とても大きな積乱雲でした。
太陽はその積乱雲を赤く染めながら顔を出してきました。
朝皆様が出発される頃、東の空を見上げると、太陽の周りには暈が現われていました。そして、しばらくすると暈の外側には虹が逆さになった環天頂アークや上部ラテラルアークが見られました。写真には撮れませんでしたが幻日環も見られました。これらの現象はいつもみられるわけではないので何枚もシャッターをきったのですが、残念ながら上手く撮れませんでした。これらの現象は巻層雲がある時に見られるのですが、天気が崩れることを知らせる場合もあります。
朝のうちはきれいな青空も見られましたが、やはり日中はガスに包まれてしまいました。山肌の色は日に日に変わってきていますが、ウラジロダテの草紅葉が先陣を切って始まってきていて、緑色の中に黄色や赤色が見られるようになってきました。
気温の下がる夕方にガスが切れることを期待していたのですが、そこまでの回復はありませんでした。しかし、雲がピンクに焼けるちょっと面白い夕景となりました。今日は面白い光学現象を楽しむことが出来ました。夜になって、小さいですが屋根をたたく雨音が聞こえるようになってきました。次の台風がまた日本に近づいてくる影響なのか、ちょっと安定しない天気が続きそうです。
河地
