晩夏。
さかきです。
時はお盆を過ぎ、カレンダーで言えば晩夏に差し掛かってきた今日この頃。
気づけば、小屋周りにはトウヤクリンドウが至る所で花をつけています。
体で感じる温度はまだまだ晩夏とは言い難いですが、自然の営みは確実に秋へと少しずつ歩みを進めているようで。
最近は南海上の台風の動きも頻繁に日本列島を伺うようになってきましたし・・・
秋近しでしょうか。
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昨晩は満月。消灯時20:30頃は大天井岳周辺雲の中で、その模様を見ることは叶いませんでしたが、今朝少し早起きして外に出てみると、
槍穂の上空にまん丸お月様。
次回は9月18日。
その頃には小屋周りで目にするもの、肌身で感じるもの、何もかもが秋めいてきていることでしょう。
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そんな今朝の日の出の時間は、5:07頃。
浅間山の噴煙が少したなびいているのが見て取れました。
夜明けの穂高連峰。久しぶりに収めてみましたが、やはり朝の姿が一番優美だと思います。
一方で、日中雲を纏うその様は、“岩の要塞”勇ましい姿として日本のアルピニズムを十分に感じさせてくれます。
格好いい山ですね。
そう、久しぶりに富士山を見てみようと、日の出直後からそのまま中天井岳に上がってみました。
甲斐駒ヶ岳、鳳凰三山の左隣に凛として佇む富士山。こちらの夏山シーズンは9月10日まで。シーズンも終盤に差し掛かってきたところでしょうか。
北アルプスの夏山シーズンもまもなく終焉。この先数日、台風10号の動きからは目が離せませんが、お天気のタイミングを見計らって、是非夏山シーズン終盤を楽しんで頂きたいと思います。