超オススメ!新酒米「山恵錦」の日本酒!
8月22日(木) 午前9時現在の気温:23℃ 天気:晴れのち曇り
こんにちは。
本日は新しく入荷しました日本酒のご紹介です。
▼大雪渓 純米吟醸 山恵錦
パッケージをご覧になると、一見古典的な日本酒の味わいを想像されるかもしれませんが…実は、とってもフルーティーでジューシーです!!!
リンゴを彷彿とさせる香りから、北アルプスの水の美しさを感じ、最後には日本酒とは思えないほどの果実の余韻が長く続きます。
私の感覚ですが、今までいただいた大雪渓の日本酒は、スッキリとした後味が多い印象でしたので、それが大雪渓の特徴なのだと思っておりました。
こちらは、良い意味で今までとは異なった味わいのお酒です。華やか!派手!といった感じでしょうか。まるで花火大会で最後に打ち上がる冠菊のようです。
なによりも、このお酒で最も注目していただきたいポイントは、使用しているお米です。
「山恵錦(さんけいにしき)」は、長野県農業関係試験場が育種した新しい酒米です。
長野県といえば、その水の美しさや気候から日本酒の名産地です。そして新酒米の開発も積極的に行い、美山錦、金紋錦、ひとごこちなど、これまで多くの酒米を生み出してきました。
しかし、その後の焼酎ブームで、日本酒の売れ行きが落ち込み、酒米の開発も耐え忍ぶ時期が続きました。その後、日本酒は再びブームが訪れ(吟醸酒ブームですね)、その際に期待され育種されたのが山恵錦です。
通常の育種では、米粒の大きさや心白の発生など、米の見た目で選抜することが主流になっています。
しかし、山恵錦は、日本酒造りで最も重要と言われている、製麴の観点に注目して育てられました。
それは今までにない画期的な着眼点で、一からデータを作りあげた「麹製造適性の評価法」は、農林水産省が認める優れた研究成果として「最新農業技術・品種2021」に選ばれました。
この酒米と、酒米を選抜する新しい評価方法は、今後さらに日本酒業界を発展させていくことでしょう。
…さて、日本酒業界に新風を吹き込んだ長野県産「山恵錦」を100%使用したこのお酒………飲んでみたい!と思っていただけましたでしょうか?
ぜひ、一度お召し上がりください。
とってもとってもオススメな日本酒の紹介でした。
(馬場)
参考文献:
山恵錦(さんけいにしき)(新品種開発ストーリー) | 長野県農業関係試験場 (agries-nagano.jp)