処暑。
今日は処暑。お盆を過ぎれば、台風が本州に近づくことも多くなってくるのですが、また新たな台風がやってきそうです。そのためか変わりやすい天気の日が続くようになってきています。そんな時は今朝のように真っ赤に染まる朝焼けが見られることもあり、悪いことばかりではありません。
日の出の後、天気は急に変わり、雨が降り出してきてしまいました。しかし、その雨は長くは続かず、再び晴れ空が広がってきて皆様元気よく次の目的地まで出発されて行かれました。
雨が降る前はこの周辺で10ｍ以上の強い西風が吹いていたのですが、雨が上がった後はその風も収まり、穏やかな天候となってきました。しかし、まだ強い風は残っているようで槍ヶ岳や水晶岳の上にはそれを物語っているような怪しげな雲が流れていました。
お盆を過ぎる頃になると毎年サルがエサを求めて小屋の近くまでやってきます。今日も草がガサガサとする音が聞こえたので、そちらに目をやると10頭近くのサルの群れがいました。なかでもこの大きいサルはどんと座り、人の姿が見えても逃げようとしませんでした。
ヘリポート下のナナカマドの実も日に日に赤くなりだしてきています。ただ、この写真を撮っている時は気温が非常に高く、湿度もあって、秋はまだまだ遠いなと感じさせられるような天候でした。そんな中、なかなかうまく進まないヘリコプターによる物資輸送が始まりました。
この気温の高い状態は気にはなっていたのですが、荷上げが始まって間もなく、ガスが湧き上がりだし、あっという間にこの周辺は真っ白になり、1便飛んだだけで終了となってしまいました。なかなかうまくいかないものです。ただただ明日の好天を祈るのみです。
ソロテントが多いのですが、今日は学生の山岳部の方がたくさんいらっしゃって、大きめのテントが多くありました。最近はこうした大きなテントが少なくなってきたので、なんとなく懐かしい気分になりました。昔は6人用テントで、何日もの長期縦走していた学生の頃のことを思い出しました。
午後は一時やや強いにわか雨がありました。これだけ暑く湿度が高ければにわか雨があってもおかしくありませんね。
河地
