虹に、雷鳥に。
さかきです。
今朝は久しぶりに穂高連峰の上空に虹を見ることが叶いました。
この上空に虹が見えるのは朝の時間帯だけ。逆に夕方虹が見えるとすれば、有明山や常念岳方面の東側となります。太陽を背にして反対側に虹が出る関係です。
雲の間に垣間見る虹、なかなかいい感じでした。
ものの数分で虹は消えましたが、よく見れば、今朝の穂高連峰は物静かな佇まいの雰囲気を醸し出し、なかなか乙な感じ。
しかし、この直後からみるみる小屋周りは雲海に飲み込まれ、
▲大天井岳山頂から
アップアップ状態で槍の頭がかろうじて見えたのを最後に、この後は午後にかけて小屋周りは真っ白です。
8月最後の日曜日午後、やや物寂しい大天荘周辺です。
◆
そんな午後、小屋回りの作業をしていたら、久しぶりにこのご家族と遭遇致しました。
では、雷鳥クイズです。
この画像のどこに雷鳥の母親写っているでしょう?
正解は、
割と簡単でしたか・・・
相変わらず子供達を、こうやって高い所から見渡して静観しています。
今日のような日は、上空からの猛禽類から襲われるリスクは少ないですが、テンやオコジョ、キツネといった物から襲われる可能性はゼロではないため、やはりここは母親の子供達を守るための習性ですね。
ちなみにこの家族の子供たち、今日のところは5羽でした。
すっかり大きくなった子供達。鳴き声は「ピヨピヨ」「ヒヨヒヨ」ですが、外見はほぼ成鳥に見劣りしません。このまま無事に独り立ちしてほしいものです。
「どうだい、僕たち大きくなったでしょう?おじさんは元気?」
・・・はい、元気ですが。
「毛づくろいも上手になったんだよ、見てよ!」
ほほー、確かにお上手になりました。
「また気が向いたら出てくるから。バイバイ!」
あ、どうも・・・