いざという時のストレッチ
8月27日(火) 午前5時現在の気温:18度 天気:曇り
台風の影響もあってか、コロコロと天気が変わりますね。天気によって気温もコロコロと変わるため、暑かったり肌寒かったり、、、長袖を着るか半袖を着るか悩ましい毎日です。
そんな気温差ですが、登山中では標高差や風の強さによって、1日の中でも変化が大きくなりやすいため、着る物と水分補給で上手く体温調節をしていただければと思います。
冷えや脱水は、体に思わぬトラブルを引き起こしますが、「足の攣り」もその1つです。登山中に足が攣ったという方も少なからずいるのではないでしょうか??
筋肉が攣ったときには痛みで焦ってしまいますが、その部分をゆっくりと伸ばすと早く治りますので、今日はそんな時に役立つストレッチをご紹介したいと思います。
ひとつ目はふくらはぎが攣ったときです。
ふくらはぎが攣ったときには、
1)攣っている方の足を後ろにして足を前後に広げます。
2)後ろの足の踵で地面をしっかりと押しながら体をゆっくり前に傾けます。
ふたつ目は太ももの前が攣った時です。
太ももの前が攣った時には
1)攣っている方の足首辺りを掴みます。
2)踵をお尻につけるように引き寄せます。
どちらのストレッチも30秒ほどかけて痛みが引くまでゆっくりと筋肉を伸ばしてみてください。また、足が攣ってからでは無く、攣りそうに感じた時や筋肉が疲れてきたと感じた段階でストレッチする事で、疲労を和らげる効果が期待できます。
汗をかいているのに水分が不足している時や体が冷えている時以外にも、発汗によりミネラルバランスが崩れている時、過度な疲労、急な運動によっても筋肉は攣りやすくなります。
予防として、①水分をこまめに摂る②着衣を調整して体を冷やしすぎない③適度にミネラル(特に塩分)を摂る④オーバーペースにならない(ゆっくり歩く、休憩を入れる)⑤日頃からしっかりと動かしておく⑥前日までの疲れを残さない、、、などがありますが、いざという時には今回ご紹介したストレッチを試してみていただければと思います。
温泉でゆっくりと筋肉を休めるのも疲労回復に効果的ですので、次の日のためにも下山後には有明荘の温泉でゆっくりとされるのはいかがでしょうか?
安全に山歩きをお楽しみくださいませ。
(竹内)