赤い実。
スピードの遅い台風にしばらくは翻弄されそうな日が続きます。先週の土曜日から登って来られるお客様の数がぐっと少なくなっています。しかし、それほど天気が悪い訳ではありません。台風ばかりは仕方ありませんね。そんな今朝はこんな素敵な太陽の光線で始まりました。
8月も後半となり、気づけばあちこちに赤い木の実が見られるようになってきました。まずその代表がこのナナカマドの実です。
燕山荘直下の木々がたくさんあり、少し日当たりの悪いところにはオオヒョウタンボクの赤い実が。この赤い実はとても美しいのですが、毒があると言われています。
合戦小屋のナナカマドの実はすっかり赤くなっていました。合戦小屋ではまだまだスイカの販売を行っています。
合戦小屋より下に行くと夏は白くかわいらしい花を付けていたゴゼンタチバナも今度は赤い実をつけて、再び楽しませてくれています。
ツルリンドウ
イワハゼ
タケシマラン
オオカメノキ
久しぶりに第3ベンチ辺りまで下がりましたが、ちょっと標高を下げるとやはりまだまだ暑く、多めの水分は必要だなと感じました。暑くは感じましたが、たくさんの赤い実を見つけ、秋は着実に近づいていることを感じました。
合戦沢の頭前後にはあちこちにオヤマリンドウが咲いています。この花の鮮やかな青色が個人的には大好きで、この花を見るとなぜか嬉しくなります。
作業前
作業後
人通りがようやく少なくなったので、登山道整備に出かけました。雨による浸食で段差が大きくなり、歩きにくくなっていたので階段を作りました。ただ、ここを治そうと思ったのは昨年あたりからでしたが、なかなか手が付けられなく、今日ようやく作業することが出来ました。まだまだ治さなければいけないところはたくさんあるので、タイミングを見て歩きやすい道にしていきたいと思います。
登山道を維持するうえで最も大切なのがこの水道(みずみち)切りです。登山道上を流れる雨水が道をえぐってしまうので、水を脇へと流れるように道を作ってあげます。たくさんの方々が夏の間歩いたので、土はカチカチになっていて思った以上に時間がかかりました。この秋の台風の大雨に備えての作業でした。
河地