雲海に、滝雲に、夕焼けに。
さかきです。
色々な意味で台風10号に関わるようになってから1週間程が経ちました。
確かに愚図つく日もありましたし、一滴も降らないどころか、青空を垣間見る日もあったりで・・・改めて気象の奥深さを思い知らされた数日。
今日は昼過ぎにかけて一時的に風雨が強まりましたが、午後1時を回るあたりから雨はピタッと止み、その後は少しだけ雲海や滝雲の変化にうつつ抜かしてしまいました。
何十枚とシャッター切りましたが・・・何年経っても写真とは難しいものです。
▲滝雲に巻かれる中天井岳
▲雲海に飲まれる槍・穂高連峰
▲表銀座主稜線 滝雲流れる
肌身ではまったく風は感じないのに、雲だけはまるで生き物のように自在に変化する、その中にぽつんと私だけ居合わせる時空間は、なんとも贅沢なひと時でした。
そんな状況下でよーく耳を澄ませば・・・
今日もまたまた雷鳥達と遭遇。今日は7羽と5羽のご家族。
ではせっかくですから、雷鳥クイズを出しましょう。
この画像に雷鳥は何羽写っているでしょう?
正解は、
花崗岩と同化してわかりにくいですね。
この7羽の家族、生態に詳しくはありませんが、ほぼ親と変わりないこの子供達の体形を見るに、もしかすると昨年この辺りで生まれた7羽の家族と同一かもしれません。
こちらは数日前に見かけた家族。元気な様子です。
彼らが通った後。
愛らしい感じがしますね。
・・・とブログを認めている最中、ふと小屋の外を見ると、夕方なのにみるみる空が明るくなってくるではありませんか。
久しぶりに息が切れるくらいに中天井岳までダッシュしました。
常念岳のシルエットが印象的などとぼんやりしていたら・・・
日の入が概ね18:20頃。三俣蓮華岳と双六岳の中間部に沈んでいきますが、その直後さらに空全体が紅く焼けました。
夕景としては今シーズン一番印象的でした。
▲常念岳越し
▲槍・穂高連峰
▲有明山方面 麓もオレンジ色に
▲大天井岳シルエット
今日ご宿泊の方は数名。昼前後の風雨が強い最中にご到着された方ばかりで・・・素敵なご褒美となったでしょうか。
ランプの喫茶越しの鹿島槍ヶ岳・白馬岳。
なんか、こちらのほうが控えめながら・・・素敵だなと思いました。