パンがぱんぱん
9月7日(土)午前6時現在の気温:17℃ 天気:晴れ
空気がすっかり秋めいてきて、登山が気持ちの良い気候になってきましたね。
ここ有明荘は標高約1380m、気温もぐっと下がり朝夕は肌寒いくらいです。標高1380mと言えばお手持ちのおやつや、夕食でお出ししているパンの袋が膨らんでいることにお気づきの方もいるのではないでしょうか?
これは空気圧が下がる為に起こる現象ですが、空気圧と共に酸素濃度も下がっています。標高1400mでは0mと比べると酸素濃度はなんと85%!体調などに変化が無い方が大半だと思いますが、パンの袋などで感じていただく事が出来るのではないでしょうか?
1500mを超えるあたりからは体調などによっては頭痛や息切れ等の高山病の症状が現れる事も。燕岳では特に合戦小屋まで急登が続き、高度がどんどん上がります。そのため気付かぬうちに体力を消耗していることも。ゆっくり余裕のあるペースで登られることをお勧めいたします。
ちなみに燕山荘は標高2705m、酸素濃度は73%まで下がっています。
そこで、皆様の夕食でお出ししているパン。標高が上がるにつれてどんどん膨らんでいきますので、有明荘から燕山荘までのその様子をお伝えしたいと思います。
まずはスタート、標高1380m、酸素濃度85%、有明荘前ではこのくらいの状態です。
第1ベンチ前、標高1674m、酸素濃度約82%ではこのくらい。まだ変化はない様子。
第2ベンチまで来ました。標高1835m、酸素濃度は81%程まで下がります。少し膨らんできたような、、、?
第3ベンチ、標高は2214m、2000mを超えると酸素濃度は77%、明らかに袋が膨らんできています。
合戦頭まで来ました!標高2488m、酸素濃度75%まで下がります。袋はかなりパンパンです。
燕山荘に到着です。標高2705m、パンは、、、、、どのようになるかは是非皆様ご自身でお確かめください。
下山後には高所で疲れた体を癒しに、有明荘温泉にぜひともお立ち寄りくださいませ。
(竹内)