徐々に朝晩寒くなってきます。
さかきです。
昨日午後から今日午前中にかけて、台風14号から変わった低気圧の接近で、ここ大天井岳界隈、雨量はともかく、風が非常に強く吹き荒れました。
特に今日の午前中は、テント場から一歩常念岳方面の登山道に出た途端、耐風姿勢を取らないと、風に体が持って行かれるほど。
7月にベンチが壊れてしまった時と同じくらいの強風(暴風)でした。
午後に入り雨は落ち着き、夕方にはきれいな夕焼け空を期待しましたが・・・
にわかに霧が晴れるも、せいぜい近場の谷筋が見え隠れするぐらい。
おそらく雲の上空は晴れ間が出ていたのでしょう、その雲海などはピンク色の夕景色に染まって綺麗ではありましたが、
槍穂の稜線は雲の中。
気づけば、吹き付ける西風が妙に冷たく、思わず手袋が欲しくなるほどでした。
9月も下旬に差し掛かりました。低気圧が西から東に抜けるタイミングで、これからの時期は大陸から冷たい空気が入りやすくなってきます。
なるほどそうか、この冷たい空気の影響で、槍穂の稜線の雲が取れにくかったのか・・・ということで、明日の朝はやや冷え込みそうです。
ヤマテンの予報でも明朝はここ3,000m級の稜線上では霜が下りるかもしれないとのこと。
これからの時期は、天候の良し悪しに関わらず、特に標高の高い山にお出かけの際は、手袋や帽子、ダウンやフリースの上下といった防寒用品を、ご自身のチョイスで必ず携行されることをお薦め致します。
特にテント泊でお出かけ予定の方は、麓のキャンプ気分の様相でお越し頂くと、思わぬ寒さで夜寝られなくなる恐れがあります。
朝晩氷が張る気温に耐えうるテント装備でお出かけ下さい。
この秋に入って、まだかまだかと思っていた初霜、明日には見られるでしょうか・・・