初霜、初氷。
さかきです。
今朝はこの秋に入り、一番の冷え込みとなりました。
大天荘の温度計で3.8℃。しかし温度計そのものは建物の壁際に設置しているため、館内の“ぬくもり”を多少拾うものと思われます・・・などと回りくどい表現は抜きにし、実際の外気温はもう少し低かったのでしょう、要は今朝、大天荘周辺では初霜と初氷を確認、ようやく北アルプス稜線の“秋本番”といった感じになってきました。
昨日までの雨で乾ききらなかったテント場片隅の水溜まり、妙にキラキラしていると思い近づいてみると、
綺麗な紋様で氷と化していました。
本当になぜにこんな造形を作り出せるのか、自然美には驚嘆です。
加えて、小屋近くの別の水溜まりには、
厚さ1cm程の立派な氷が張っていました。
初霜とお伝えしましたが・・・
テント場のいたる所の地面が盛り上がり、
見事な霜柱が。
きれいですね。
つい先日まで汗ばむ陽気などとブログで認めていたのが、一気にこの冷え込み。
これが3,000m級稜線上の9月の特徴、暑さと寒さが隣り合わせとなる、気象情報等をしっかり確認してお出かけ頂きたい所以です。
殊、天気が悪い場合は、雨がみぞれや雪に変わりかねない時期でもあるので、防寒対策などは抜かれません。
今朝の槍ヶ岳。山肌全体がようやく色付き始めてきたのが、誰が見ても一目瞭然となってきました。
大天井岳から西岳に続く稜線の山肌。
明日から、燕山荘主催「槍ヶ岳登頂表銀座縦走ツアー」が燕山荘起点に始まります。25日に大天荘まで移動・泊、翌26日にヒュッテ大槍へ縦走・泊予定。私も同行させて頂きますが、この色付きを間近で見られるのが待ち遠しいです。
大天荘の“シンボルツリーななかまど”。
この子も、いよいよ秋の装いとなってきました。
赤い実がじつによく映えています。
明朝も今朝同様に冷え込む予想。段々寒くなります。
より深まっていく秋を肌身で感じられるこれからの時期、毎日が楽しみです。