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有明荘

防寒着ご準備ください!


9月27日(金) 午前5時30分現在の気温:15℃ 天気:曇り

こんにちわ。

数日前の雨を気に冷え込みが進みましたね。北アルプスの各山小屋では初霜、初氷などが確認されているそうです。当荘でも数日前の朝には11℃まで下がりました。ここまで気温が下がると私たちのユニフォームにも変化があり普段着ている燕山荘Tシャツや有明荘Tシャツだけでなくベストを着て業務を行っております!

こんな感じのベストです!(笑)

TheNorthFaceのベストですが生地がふわふわで首元まで生地があるため暖かいです!

さて、本題ですね!今日はスタッフの衣替えをお伝えしたいのではなく気温とレイヤリングについてです!

この時期になると朝晩の寒暖差が大きくなってきます。本日もお昼の12時時点で曇りですが22℃まで気温は上がり朝と比べると7℃気温差があることが分かります。天候によっては気温差が10℃以上ある日もございます。その上、山を登っている訳ですから標高にも準じて気温は低下します。

 

標高が100m上がるごとに約0.6℃下がると言われています。少しイメージが付きにくいですね。

 

有明荘の標高が約1380mに対して燕岳山頂は2763m。約1380mの標高差があり、これを上記に当てはめるとおおよそ8℃違う事が分かります!例えば今朝の有明荘は15℃だったので計算上は燕岳山頂は7℃、日中に関しても有明荘22℃に対して燕岳山頂は14℃という予測がたてられることが分かります。

 

少しイメージが付きますでしょうか?

 

行動中は、身体を動かしているためそこまで寒くは感じないかもしれませんが休憩中や小屋について朝日や夕陽を見に外にでるときには寒く感じるはずです。

さらに、稜線に上がると風の影響を受けやすくなります。風に伴う気温の変化については、、、

 

風速が1m上がるごとに体感温度は1℃下がると言われています。

 

つまり先ほどの予測気温に対して風の影響によってはさらに低い気温に感じるという事です。ここまで来るとダウンやフリースをすでに手に持って見ている方もいるかもしれません。そうです。この時期からは防寒対策にお気をつけください。

フリースやダウン、アクティブインシュレーション等、山行計画やご自身の汗のかきかた、寒がりさんや暑がりさんなどの個人差を含めてご検討ください。

低体温症は判断力を鈍らせます。また、日帰りでも低山でも気温や天候によって誰にでも起こり得ます。せっかくの紅葉登山を楽しんで頂くためにも登山リュックの中をもう一度確認していただけたらと思います。

 

最後に、私は紅葉の時期になると山が少しずつ静かになり鮮やかな緑の葉はくすみのかかった色になり、少し寂しい気持ちにもなります。しかし、他の雪山をよく行うスタッフに聞くと段々登山者が減り山が静かになり雪の山が近づくにつれてシーズンが始まるぞと気分が上がるそうです。

人それぞれ、楽しみ方や感じ方が違う山の面白さはつきないものですね。

(本橋)

 

 

 

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