紅葉の進み具合は。
気づけば9月ももう終わろうとしています。例年であればこの周辺の紅葉は見頃の終盤といったところでしょうか。今年の紅葉はどうかというと黄色や赤の色があまりないような感じがします。この先、色は変わってくるのでしょうか。この写真は蛙岩付近から見た燕岳です。
大下り付近より燕岳・燕山荘を望む
大下りより大下りの頭方面を望む
例年、この辺りはナナカマドがとてもきれいに色づくところです。
大下りより大天井方面を望む
今日の朝のうちは雲の多いものの青空が広がっていました。気温はこの時期としては高く、玄関先の温度計8℃を示していました。9月も終わりだというのにこの気温とは、やはり気温の高い状態がまだまだ続いているようです。
今は秋の縦走シーズンと言えるでしょう。今朝、ヒュッテ大槍から燕山荘へと戻って来ましたが、たくさんの方々とすれ違いました。紅葉を求めてこの時期は縦走される方が多くなります。また、驚きだったのはすれ違った半数近くの方々が海外からの方でした。山の様子もずいぶんと変わってきています。
クロマメノキ
ウラシマツツジ
ミヤマダイコンソウ
木々の紅葉はいつものような色にはなかなかなってきませんが、草紅葉の方はこうしたいつもの美しい色に変わってきているのを見かけることが出来ます。
今は秋の縦走シーズン真っ只中となっていて、多くの方々が山を歩かれています。ただ気になるのは山小屋に到着時間が遅い方が多くいらっしゃることで、遅いというのは日没より遅い方を示します。今日あたりから昼より夜の方が時間が長くなってきます。今日の日の入り時刻は17時半頃です。暗くなってからケガなどして動けなくなった場合、対応が困難になります。場合によっては翌朝の明るくなるで対応が出来なくなる場合もあります。そういった意味でもせめて日の入りまでには小屋に到着する計画でお越し下さい。日の入り時刻を把握しておくことが必要となります。
河地