冷たくなってきた水。
さかきです。
なかなか朝晩の冷え込みが進まなかった9月も、残すところあと2日足らず。
しかしながら、数日前に初氷や初霜を確認して以降、ここ数日は朝晩平均して外気温6℃台位まで下がるようになり、さすがに館内でも薄着では肌寒さを感じるようになりました。
気づけば、館内で焚くストーブの台数も、それまでは早朝にのみ2~3台だったのが、ここ数日は夕方前から全館で3~4台ほどは点けるようになってきています。
正直なところ、キャンプ気分でお見えのテント泊の方々の一部には、やはり装備も軽装のためか、夜は思いの外の寒さで寝られなかったのだろうとお見受けできるのが一目でわかります。
繰り返しますが、麓では30℃近い気温でも、3,000m級の稜線上では朝晩氷や霜がいつ下りても珍しくない気温下になってきています。
テント山行ご予定の方は、麓の冬の寒さに耐えうる装備等の準備でお出かけ頂くことを強くお勧め致します。
◆
寒さを実感するもう一つが、“水の冷たさ”。
今シーズンも水源地の水量の少なさには肝を冷やしましたが、何とかポンプアップは滞りなくこれまでのところできており、昨日から今日にかけても順調に水揚げができています。
この作業も、今シーズンはあともう1回ほどで、営業終了日までの水が確保できる見通しになったので、ホッとしているところです。
その水でお客様の食事の支度や、食器等の洗い物、一部我々スタッフの生活用水等を賄うわけですが、殊、食器や鍋を洗う時は、手が悴んで少々痛むようになってきました。
しかし考えてみると、数年前でしたらこの頃は朝晩氷点下位まで下がる日々でしたから、館外に這わしてある水道管内が凍結して、翌朝水が使えなくなってしまわないように、毎晩“水抜き”作業をしていたのを思い出されます(2011年9月22日大天荘ブログ参照)。ここ数年はそれも10月半ば以降の作業にずれ込んできました。
とはいえ、間違いなく寒くなってきています。
お越しの際は、防寒着をお忘れなきよう・・・