まさに秋の夕景。
さかきです。
ここ数日、日中は霧や雲に覆われることが多く、パッとしない空模様が続いていました。
「今日こそ久しぶりに夕景とか見られないかなぁ」と思いながら、お客様のご夕食時、芋煮を装っている最中、ふと窓越しを見ると、にわかに霧が晴れ、辺り全体がオレンジ色に染まりだしてきているではありませんか。
カメラ片手に中天井岳までダッシュ!
行きしな、みるみる霧は晴れ、途中シャッターを切りながら、無我夢中でした。
いい感じの夕景。しばらくファインダーから目線を外して、じっくり見入りました。
日の入地点が槍ヶ岳北鎌尾根独標と樅沢岳の中間辺り、この感じはまさに“秋”の日の入そのものです。
雲の湧き立ちが燃え上がる炎のよう・・・
“秋の日はつるべ落とし”とは言いますが、気づけばあっという間に陽が沈んでいきます。
日の入概ね17:40頃。
こういう大天井岳のシルエット感、なかなか格好よく、私のお気に入りです。
陽が沈んでからの空の感じも素敵でした。
連日インバウンドの方が多くお見えになりますが、今日も欧米からのお客様が数名。
眼前にそびえる夕景の槍ヶ岳を、暗くなるまで眺めていたのがとても印象的。
日本のアルピニズムを代表する山の一つ、何を思いながら見つめていたのでしょう・・・