文明の利器。
さかきです。
昨日に引き続き、日中は視界が閉ざされることなく、よく晴れました。
ただ午前中を中心に風が強く・・・なるほど、上空を見上げれば、あちこちにレンズ状の雲が湧き立っています。
観天望気によれば、こういった雲が現れる時は、その前後で風が強くなる傾向、加えて天気の下り坂を示すサインだったりもします。
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今日少し驚いたのは、ここ2~3日の間にだいぶ山肌の色づきが顕著によくなったこと。
大天井ヒュッテさんの目の前から登り上げる牛首展望台の山肌も、すっかり色どりがよくなりました。
燕山荘方向に続く縦走路界隈も、ようやく秋らしい色合いに。
実際には紅葉と化す前に枯れてしまった樹木多いのでしょうけれど、遠目で見れば、なかなかの見応え、きれいです。
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今日は2週間に一度のヘリコプターによる物資輸送の日。
昨年の水不足を教訓に、今シーズンは貯水タンクの増設を図ってきたのですが、今日は新規に2台揚がってきました。
一台500㎏オーバーするタンク、ヘリコプターという文明の利器がなければ到底据え付けられないわけで、今日も寸分狂わず無事に設置完了となりました。
吊って下ろすだけのように見える作業ですが、気流の激しい山岳地帯でホバーリングしながら数センチ単位でこの重量物を据え付けるというのは、並大抵の操縦技術では成し得ません。
今日はタンク据え付け現場確認のため、東邦航空の営業の方が見えられ、久しぶりにテント場に機体が着陸。
やはり、格好いいですね。
今シーズン、あと数回荷揚げ作業が予定されています。
安全運航を支えるために、我々スタッフもしっかり安全第一で作業にあたっていく所存です。
今日も巧みな操縦、ありがとうございました。