秋はよいよい
10月3日(木) 午後4時現在の気温:15℃ 天気:晴れのち雨
くらやです。
午前中は青空が僅かに見える天気でしたが、午後よりシトシトと雨が降り続く一日となりました。
麓の町では日中なかなかの気温で、車の中だと蒸し暑いここ数日ですが、有明荘周辺では朝晩は10℃前後と、冷え込み、日中でも長袖がちょうどいい気温具合です。
今日、10月3日はその語呂に合わせて日本山岳会が「登山の日」として記念日を制定しております。
【登山を通して雄大な自然に触れ、自然の素晴らしさを知り、その恩恵に感謝する日】
との事です。当日はなかなか登山には向かない天気にはなってしまいましたが…。
ですが、雨も風も雄大な自然の一部。雨降りの日にしか見れないような景色ももちろんあり、私は結構好きですね。
一部雲が抜けた瞬間に少しだけ望める眺望も、一部だけ射す日光のスポットライトも、快晴の日には見られない贅沢です。
最近は雨が降ると16時くらいには薄暗く、玄関前のセンサーライトはもうその頃には点いています。
山の基本である早出早着はこの時期だからこそ気を付けていただいて、安全で楽しい山行をしていただければ幸いです。低体温にはくれぐれもお気を付けください。
有明荘の紅葉はわずかに始まりつつあります。
食堂の窓から一番目立つ、毎年真っ赤に染まる有明もみじは、だんだんとその様相を変えており、秋への衣替えを進めています。
山に見える葉っぱ達も僅かに変わってきており、日常の変化が見ていて楽しい、山の楽しみの一つです。
ここから先は、木々が風に揺れる音にも違いが。青々と生い茂る夏のサラサラとした爽やかな音から一変、カラカラと乾いた音が聞こえてきます。四季が織りなす音の変化です。
有明荘に前泊されるお客様は、消灯前に星を眺めに行かれる方も多く、山の上とはまた一つ見え方が違うため、二度楽しめるプランとでも言いましょうか、存分に旅行を満喫されている様子が見て取れます。
自慢の温泉も暖かさが沁みてきます。徐々に変わりゆく山の色合いに目から心身にまでも、五感で味わえる大自然。
「何もない贅沢」がここにはあります。
有明荘のキャッチコピーであるこの一言を、ぜひ満足のいくまでご堪能ください。
(藏屋)