秋の登山日和。
今日は朝から気持ちの良い青空が広がり、まさに秋の登山日和となりました。昨日に続き、今日も雲海が広がり、山の上からならではの展望が広がりました。
そんな素敵な朝の写真を撮っているとテント場の近くに多くの方々が集まっていらっしゃいました。もしやと行って見ると今日もライチョウの家族がいました。皆さんしゃがんでその様子を写真に撮っていらっしゃいましたが、ライチョウたちは人のことなど気にもしないで、人のすぐそばまで寄ってきていました。ライチョウは人が危害を加えないと知っているのでしょうか。間近で見られたお客様は大変喜んでいらっしゃいました。夏の間、全然姿を見せてくれなかったライチョウですが、ここ数日は元気な姿を連日見せてくれています。
朝日を浴びる紅葉した山肌の色は紅葉の色がより強調され、より美しくなります。少しづつピークを過ぎつつある稜線の紅葉ですが、今朝の色は本当にきれいだなと思いました。
今日の天気を皆様ご存じなのか、日中は先日より多くのお客様で賑やかになりました。紅葉を見ながら、過ごすこの時間は格別なものだったでしょう。
午後になると安曇野側の雲海は切れ、久しぶりに松本平を見ることが出来ました。街から見ても山肌の色が変わってきた燕岳の様子は見えたのでしょうか。
日の入り頃、槍穂高の上空にはレンズ状の雲が現れました。この先の天気予報を見ていると秋晴は今日までとなりそうです。週中頃は気温も下がりそうで、もしかしたら初雪の便りが聞かれるかもしれません。こんな暖かい日が続いていると想像しがたいのですが、例年通りであればもうそんな季節です。
河地
