ライチョウの話し声
昨日に引き続いて雨模様の大槍。
雨でどうなるか心配していましたが、大槍周辺の草紅葉はまだまだ見れそうです。
外の様子を見に行った帰り際、バサバサと白い羽が動くのが見えました。
ライチョウが、斜面を慣れた様子でヒョイヒョイ登って行きます。
岩場のてっぺんで一休み。
オスかな?メスかな?
「ガー!」
と、しゃがれた鳴き声。オスですね。
ブログに時折登場する、三羽グループのうちの一羽のようです。
槍ヶ岳へ続く稜線の道に、残りの二羽も見えました。互いに鳴き声を出し合って会話をしているようです。
ライチョウのオスは、可愛い見た目に反してカエルのような鳴き声を出します。
静かな登山道でふいに聞くとびっくりしてしまうような、個性的で大きな声です。
しばらくじっと観察していると、こっちを向いて「ガー!」
明日は一段と冷え込み、霙の予報も出ています。
換羽中の白い羽が溶け込む季節まで、あと少し。
ライチョウにとっては待ち遠しいかもしれませんが、
人間としては紅葉が長持ちしますように…と思ってしまいます。
小林