秋深まり風冷たし
大天荘スタッフのミムラです。
今朝の気温は-2℃まで下がりました。
日の出前からスッキリとした空が広がっていました。
これは良い日の出が見られるかもと思い、山頂へ。
山頂までの岩肌には薄く氷が張ったような状態になっていて、
滑りやすくなっていました。
日の出は5:45。
山頂からの富士山と八ヶ岳連峰。
槍・穂高にモルゲンロートが。
裏銀座の鷲羽岳、野口五郎岳にも。
朝日に照らされて陰影が美しい燕岳までの縦走路。
上高地方面は折り重なる山々と空の境界線が
ぼんやりと溶け合ってきれいです。
山頂に登った人にしか見られない景色がありますね。
お昼ごろには気温が上がり、
空気は冷たいながらも陽に当る場所は温かく感じました。
高台のベンチでのんびり秋の風を感じるのもいいですね。
明日からの三連休の天気は概ね良さそうです。
秋も深まり、大天井岳付近のナナカマドの葉は枯れ落ち、
少し寂しい雰囲気もありつつですが…
秋の空気を存分に味わって欲しいです。
ちなみに「春はあけぼの」ではじまる
清少納言の『枕草子』ですが、
その後に「夏は夜」、「冬はつとめて」
そして「秋は夕暮れ」と述べています。
秋は夕暮れ時が一番きれいと
平安時代の歌姫はおっしゃっております。
ここ数日は夕方に雲が上がってしまい、
夕景を楽しむことができませんでした。
明日からの3連休は秋の夕暮れが見られることを願います。
ミムラ