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有明荘

成長しました!


10月12日(土) 午前5時30分現在の気温:9℃ 天気:晴れ

 

おはようございます。日毎に寒くなって、有明荘内でも暖房が活躍する季節になってまいりました。

何気ない日々にも季節の変化を感じられる毎日です。

 

ここ有明荘は、燕岳・有明山の登山口に位置し、登山のためご利用いただく方が多くいらっしゃいます。特に燕岳へ登られる皆様の中には雷鳥に会いたい!と思っている方も多いのではないでしょうか?

そこで、本日は、以前からちょこちょこと姿を見せてくれていた雷鳥の成長記録を一部紹介したいと思います!

 

皆様ご存じの通り、雷鳥は国の特別天然記念物であり、絶滅危惧種に指定されています。岐阜県と長野県の県鳥でもあり、雷鳥の由来は諸説ありますが、悪天候でテン、キツネ、オコジョ、カラスなどの天敵が少ない時に姿を現すことが多いことから〈雷鳥〉と名付けられたとも。英語ではThunder Bird(サンダー・バード)ではなくRock Ptarmigan(ロック・ターミガン)と言うそうです。

海外では雷鳥は狩猟の対象とされていたため、人を見ると逃げますが、日本には古くから山岳信仰があり、高山に生息する雷鳥は神の鳥として崇められていたため、日本の雷鳥は人を見ても逃げない世界的にも珍しい例とされています。

雷鳥を見かけたら、基本的には5m以上の距離を取り、静かにそっと見守ってください。母親はヒナへ声で合図をしているので、大声は厳禁です。日本で古くから築かれてきた人と雷鳥の信頼関係を私達も守れるようにしたいですね。

 

ライチョウの羽が生え変わる事はご存知の方も多いかと思いますが、年に3回生え換わり、冬は雌雄ともに真っ白、春は雄が黒、雌が茶色のまだら模様になります。また、秋になると雌雄ともに灰色に変化します。これは天敵から身を守るため周囲の景色に擬態するためで、お腹と翼の内側は一年中変わらず白いままです。

 

4月頃になると雄は縄張りを持ち、卵が孵化するまで縄張りを守ります。雌は6月中旬〜下旬に卵を産み、7月上旬〜中旬頃に孵化し、子育ては雌のみが行います。

      

<7月7日撮影:まだ小さな雛です>

<7月23日撮影:お母さんと並ぶとまだまだ小さいです>

<9月3日撮影:ずいぶん大きくなりました!>

<同じく9月3日撮影:こちらはお母さん雷鳥です。大きさはほとんど同じくらいになりましたが母の貫禄>

10月初め頃に、ヒナは親から独立するため、この頃にはほとんど親と変わらない見た目になっています。

 

みるみる成長していく雷鳥のヒナ達を見ながら、私も少しは成長できているのかなどど考えてしまいます。

 

さて、ここからは私事になりますが、有明荘で勤務させていただくのも残りわずかとなりました。有明荘は主に燕岳の登山口として、日々多くの皆様にご利用いただいており、そんな皆様を通して燕岳が愛されている山なのだなと改めて感じております。有明荘をご利用いただいた皆様、有明荘に関わってくださっている業者の方々、誠にありがとうございます。そしてスタッフの皆さんにも感謝です。

ここ有明荘が皆様の良き思い出の一部になり、その一助になれていればたいへん嬉しく思います。

 

それでは、本日も温泉とお食事をご用意して皆様をお待ちしております。

 

(竹内)

株式会社燕山荘 松本事務所

〒390-0874 長野県松本市大手2-3-10

0263-32-1535 0263-32-0898

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