なんて素敵な一日。
今朝も0℃近くまで気温は下がり、あちこちには霜が降りて白くなっていました。ただ、今年はやはり暖かいと言えるのでしょう。いつもならこの時期は水道の凍結に苦労させられる時期なのですが、今のところそれもなく、いつも通りの生活を送ることが出来ています。今朝もきれいな朝焼けと御来光で一日が始まりました。
昨日は3000m付近では雪となったようで、槍や穂高が少し白くなっていました。改めて10月の10日頃となれば、山の上では雪が降ってもおかしくないことを実感させられました。秋とは言っていますが山の上ではもう冬に入りかけています。
連休中日の今日も好天に恵まれ、たくさんのお客様で賑わいました。ただこの時期の天気は一歩間違えば雪になることもあり、天気によって山の様子が大きく異なります。今年は天気がいい方になってくれました。
日の入りは17時10分近くにまで早くなってきています。その夕日を受けた黄葉したカラマツがとてもきれいでした。
その頃、ライチョウたちは夕食の時間だったのでしょうか、ナナカマドの木に登り、その実を食べていました。ただ、ナナカマドの細い枝はライチョウの重さには耐えられず、ゆらゆらと揺れてしまい、ライチョウは羽をばたつかせたりしながら、上手くバランスを取り、その実を食べていました。そして、時々枝から落っこちてしまうこともあり、なんとも面白い光景でした。
そして、日が沈み、西の空がだんだん暗くなってくるとアトラス彗星が昨日よりもくっきりと見られるようになってきました。ほうき星の姿を見られるチャンスはそうそうあるものではありません。こんなにもはっきり長い尾っぽが見られたのは僕自身初めてで、とても感動しました。今日見逃してしまった方々は明日も見られるチャンスはありそうです。さらに暗くなってくると街の明かりや星がとてもキレイで今夜も素敵な夜になりそうです。
河地