きれいな雲海。
今日は北の方からは初雪の便りが届きましたが、この周辺でも今朝は冷え込みが強く、玄関先の温度計は1℃台でした。（思っていたほど強い冷え込みとはなりませんでした）そんな今朝は、安曇野側、高瀬側のいずれにも雲海が広がり、太陽もまるで海の中から昇ってくるような美しい日の出でした。
この雲海は時間帯によって、高さが変化して、有明山の頭が見える時や全く見えなくなる時がありました。雲海が出来るとだいたいその上面は2000（第3ベンチ）～2200ḿ（富士見ベンチ）となることが多いです。この雲海の中では霧雨のようになっていたようで、下では結構濡れてしまったというお客様もいらっしゃいました。山の上はこんなに天気がいいのに。
こんなに雲海が濃いとヘリコプターによる荷上げは出来ないことが多いのですが、今日は東邦航空さんが機転を利かせて下さり、いつもなら中房で付けるフック（荷物を吊り下げるために機体に付ける装置）をここで付けて、先日残ってしまった大天荘と燕山荘の荷上げを行ってくださいました。機体から降りてこられた東邦航空のスタッフの皆さんもこの雲海の広がる美しい景色にたいへん感動されていらっしゃいました。いつも空を飛んでいる皆さんも美しいと感じられる素敵な雲海だったようです。
玄関の土間工事が続いているため、今日も受付場所はサンルーム後ろ出入口となりました。日々試行錯誤をしていえるため、毎日様子が変わっています。いつもと違う受付場所に少し楽しみながら仕事をさせて頂いています。工事はもう少し続きそうなので、ご不便をお掛けいたしますが、ご協力をお願いします。
夕方になっても安曇野側、高瀬側の雲海は消えることはありませんでした。今日は終日雲の上、なんだか気分のいい１日でした。そして、最後はこの素敵な日の入り。今日登って来られた方々は本当にラッキーでしたね。秋の素晴らしい登山日和の１日でした。
そろそろ見頃が終わってくるアトラス彗星。前回よりは暗くなってしまいましたが、今日も姿を見せてくれました。明るい月が昇ってくる直前は空も暗く、天の川、金星、彗星と同時に見ることが出来ました。雲海、彗星と素敵な光景を楽しむことのできる素敵な1日となりました。
西の空に彗星を楽しんだ後は、東の空からオレンジ色の月が長野市の街の灯りの上に昇って来ました。月明かりが明るくなると彗星は少し見づらくなってきて、月と彗星の関係はさそり座とオリオン座のような関係に似ているような気がしました。今夜も冷え込みそうです。玄関先の温度計は１℃台まで下がって来ました。
河地
