やっと見ることができました!
さかきです。
10月も下旬に差し掛かり、今シーズンもこの作業をする頃合いとなりました。
大天荘にとっての“恵みの水”、その水源地の閉め作業に、日中男性スタッフ全員で行ってきました。
毎年認めていますが、何せ足場の悪い沢沿い、それゆえ中途半端な作業で済ましてしまえば、来シーズンの水揚げ作業に大きな影響が出ますので、丁寧かつ慎重な作業が求められます。
それだけに、今日はこの時期としてはいつにも増して暖かい陽気だったのが幸い、作業するにはじつに快適、滞りなく進みました。
余談ですが、作業の合間、ここでの“お弁当タイム”は、晴れていれば槍ヶ岳と黄葉のカラマツ林を眺めながらの贅沢な時間。一般の方は立ち入れない場所なだけに、山小屋従業員の特権ですね。
水場小屋内やタンクの清掃、最後のパイプの巻き取りを終え、無事に閉め作業は終えました。
たくさんの水を頂けたことに感謝。
今シーズンは、昨年のような渇水危機に陥ることはなく、比較的順調に水の確保が出来ました。
冬の積雪量並びに春先どれだけ残雪があるかによって、水量が左右されやすい大天荘の水源地。来シーズンも、滞りなく水の供給が出来るといいのですが・・・どうなりますか。
今シーズン最後の水源地からの登り返し。
二ノ俣谷の源流部が大天荘の水源地です。強いて言えば、信濃川の源流の一つでもあるわけで・・・
本当に今シーズンもおいしい水をありがとうございました。
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私も直接目視で確認出来ましたし、写真でもなんとか撮ることが叶いました!
昨日10月20日の出来事ですが・・・
紫金山・アトラス彗星です。
きっと1週間前でしたら、明るさや尾の長さがもっとクリアに見えたのでしょうが、天気具合で見られず、こればかりは致し方ありません。
もはや諦めかけていた矢先、昨日ようやくここ大天井岳の地でも見ることが出来ました。
なんだかんだ言いつつも、やはり見られた嬉しさは格別です。
ちなみに、
昨晩の月夜は、先日のスーパームーンとはまた一味違った雰囲気でした。
彗星に、月に・・・宇宙の神秘、奥深いですね。