朝焼けに、”ハト”のような鳥に・・・
さかきです。
夜明け前の東の空。
日の出の約30分前、「きっと焼けるだろうな」と思わせる雰囲気の雲行。
そわそわして仕事がなかなか手につきません・・・というか、他のスタッフの目を盗み、ほぼ仕事放棄状態、いそいそとカメラ片手に、目的地は中天井岳。
ご宿泊のお客様も早々に朝食を済ませ、皆さん外にてスタンバイ状態。
日の出は5:55頃でした。
道中、穂高連峰上空も雄大な雲の広がり。色味なく地味ながらも、よく見ると素敵な感じです。
中天井岳手前では、赤味の取れた雲が、また違う演出を醸し出していて、シャッター切らずにはいられません。
中天井岳から見た、たおやかな表情 遠望富士山と甲斐駒ヶ岳に鳳凰三山。
▲美ヶ原
▲浅間山
朝靄かかる山並みの雰囲気、いいですね。
今朝、大天荘の温度計は4℃前後。相変わらず冷え込みは弱く、加えて風もほぼ無風。
撮影のみならず外作業するには全く苦にならないわけですが、やはり時期らしい気温であってもらわないと、季節感が鈍ってしまいます・・・
それにしても、綺麗な今朝でした。
◆
決して“ハト”ではありません。
二羽目が来て、花期終えたイワツメクサの葉を一緒に啄みます。
三羽目。決して飼いならしていません。
これでも、国の特別天然記念物、れっきとした“雷鳥”なんですが・・・このまま玄関の中に入ってきそうな勢いでした。
そうこうしていると場所を移動し、大天荘のシンボルツリーななかまどの茂みの中へ。
お目当ては、ななかまどの赤い実。落ちているものを無心に啄み食していました。
今日はまさに彼らの“庭”と化した大天荘、この後も小屋周りを都合三周はしていました。
繰り返します、こんな陽気な彼らですが、国の「特別天然記念物」なんです、一応・・・
「オイ、おじさん!さっきから”ハト”みたいとか、一応「天然記念物」とか、僕たちに対して失礼だよ!なんだい、ブログのタイトルも『ハトみたいな鳥』だなんて!そんなことばっかり言うんだったら、もうおじさんの前に出てこないぞ!」
ハイ、ごめんなさい・・・叱られてしまいました。