外作業日和。
今朝も冷え込みの緩い朝を迎えました。玄関先の温度計は4℃台、異常ともいえるくらい気温の高い日々が続いています。いつもなら水道の凍結に悩まされる頃なのですが、それが全くなく、その点はありがたいのですが、この季節らしい気温にならないことに少し不安を感じます。夜明けが始まると日が昇ったら赤く焼けそうな雲が早くも色が変わり始めてきました。
期待通りの雲が真っ赤に焼けるご来光となりました。遠くには富士山もきれいに見えていました。ヘリポートはご来光を見るにはやはり人気の場所とあって、たくさんの方々がそこでご来光を眺めていらっしゃいました。
東側のご来光を楽しんだ後は、皆さん一斉に西側へと移動されます。今度は朝日に焼ける槍ヶ岳や裏銀座の山々が美しく色づいています。燕山荘は日の出・日の入を見るには適した場所に建っているのだなと改めて思いました。
今日の日中は、暖かい日差しが降り注ぎ、また風も弱く、登山日和の一日となりました。
この晴れを有効に使わなくてはなりません。今シーズンの営業もあとひと月ほどとなってきて、冬支度も進めて行かなくはなりません。こんな暖かい日が続いているとついつい油断してしまいそうですが、もう使わなくなった第二別館の布団を移動したり、冬に使う燃料をポンプで送ったりと作業ははかどりました。日中、力仕事をするときは半袖でちょうどいいくらいでした。いつもであればこれらの作業をするときは寒くて仕方ないのですが・・・この先の天気予報を見ていても急激な冷え込みはまだまだなさそうです。
お客様が少なくなってきて、小屋のメンテナンスに時間をとれるようになってきました。厳しい風雪で取れてしまった屋根のペンキ塗りです。古いペンキをはがし、下地材を塗って、その上にペンキを塗っていきます。小屋のメンテナンスも山小屋スタッフにとっては大切な仕事です。
夕方になり、雲がどんどん厚くなってきて、日差しはすっかりなくなってしまいました。気温は6℃台でそれほど低くはないのですが、日差しのないせいで夕方はとても寒く感じました。明日は通過する低気圧の影響を受けそうです。
河地