ちいさい冬みつけた
大天荘の長谷部です。
昨日から降っていた雨がシトシトと地面を濡らしていましたが、
いつの間にか止んでいたようで、ふと窓を見ると雲間から日の光が差し込んでいました。
13時時点で大天荘周辺の気温は3.8℃。
ここ最近は小春日和が続いていましたが、
今日は吐く息がはっきりと見えるほどシンと冷え込んでいます。
例年この時期は雪が降ってもおかしくなく、
一昨日までの温かさが異例とのこと。
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雨が止んだため少し外に出てみましたが、、
体はぶるっと震え、
鼻の奥はツンと痛くなり、
上着から出ていた指先はすぐにかじかむ。
冬の訪れを感じました。
景色はご覧の通り。
霧に包まれ、白い世界。人通りもなく一層静まり返っています。
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写真は3日前、燕山荘から大天荘にむかう道中に撮ったものですが、
見頃を迎えていた紅葉は、いつの間にか落ち葉が舞い、冬枯れとなっていました。
なんだか木も寒そうで、ほんの少し、もの悲しい雰囲気も漂っています。
日陰の地面には霜柱が広がっていました。
こちらは冬枯れの木と違い、寒くなるのを待っていたと言わんばかりに顔を出しています。
例年にはない季節外れの暖かさと言われてはいますが、
少しずつ、確実に季節は進んでいるようです。
今年初めの空からの白い便りはいつになることやら。
残すところ6日の小屋締めまでに白く雪化粧をした大天井岳を目にしたいものです。