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燕山荘

冬到来。


燕岳にも冬がやって来ました。この周辺では約10センチの積雪。かかとの低い靴では雪が入ってしまう量でした。日中も気温は低く、プラスになるかどうかといった気温でした。そのため、雪はあまり溶けなく、雪で白いところは白いままでした。

今回の降雪はこの周辺だけではなく、裏銀座や槍ヶ岳方面も白くなっていました。

合戦小屋

合戦沢の頭

クサリ場

夏道冬道分岐点

さて、今回の降雪ですが、合戦沢の頭より上部では雪が積もっていますが、合戦小屋辺りでは薄っすらといった感じです。この写真は15時過ぎのものですが、日影部分には雪が残っています。何人か歩いた後はツルツルになって滑りやすくなっているので、不安な方はチェーンアイゼンくらいお持ちになるといいかもしれません。ただ、この雪面情報は日に日に変わっていきますので、最新の情報を得てお越しください。スニーカー等では大変危険かと思われます。また、気温も一気に下がりましたので手袋、ニット帽、ダウンなどは必ずお持ちください。雪があると晴れた場合とても眩しいので、サングラスも欲しくなるかもしれません。

こうして、雪が降ると冬支度を急がねばと少し焦ってしまいます。吹き溜まりそうなところに雨戸を入れたり、これまでは喫茶サンルームとして使っていたところを倉庫へと作り替え、雨戸やサポートなどを小屋内へ運び入れる準備を進めました。

今回の降雪で稜線歩きはまた一つ難易度が上がりました。大天井方面などまだ冬ルートになるほどの積雪量ではありませんが、もう一降りあれば、冬ルートを通る必要が出てきます。そして、何より燕山荘より先は営業している小屋がないことが一番の注意点となります。山小屋が営業していれば雪の量や登山道の様子が分かるのですが、それがない今は全て自分自身の判断となってきます。この周辺は冬山へと変わりました。我々スタッフも緊張感をもって日々の生活を送っていきたいと思います。

河地

 

 

 

 

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