寒さのピークは越えて。
今回の寒気のピークは過ぎたようで、今朝の気温は-2℃程度でした。それでも体がまだ寒さに慣れていないのか寒く感じました。太陽が昇ってくるのを待つもの震えながらとなります。しかし、この日が昇った瞬間の美しさはやはり特別なものがあり、寒さを我慢してよかったと思えるのです。
日が昇って少しすると太陽の色はピンクから黄色っぽく変わっていきます。その色がなんとなく暖かく感じ、太陽の光の有難みを感じます。今日も松本平には霧がかかり、街を見ることは出来ませんでした。こんな時はその後天気が良くなります。
お隣の大天荘のスタッフは小屋閉めをして、今日下山して行きました。これでこの周辺で人がいるのは燕山荘だけとなりました。有人小屋がないので、縦走等される方はご注意を。また、燕山荘と大天井岳の間は何ヶ所か夏と冬のルートが異なります。大天荘のスタッフが下山の際、すべて冬ルートへと付け替えていますが、今現在の積雪量ならまだ夏ルートでも大丈夫かと思います。これから縦走される方は、どちらを通ったらいいか自分自身で判断できる力量も必要となってきます。
今日は先日とは違い、日中の気温はプラスへとなりました。とはいっても1,2℃程度なので日影に入ると寒く感じました。快晴の週末とあって、テント場は賑わいを見せていました。テント場の雪は日当たりがいいため、解けて地面が出ています。
日当たりのいいところは雪解けが進んでいきますが、日の当たらないところでは雪が残り、人が通ったところはカチカチになっています。合戦沢の頭から燕山荘まではそういったところが多くあるので、チェーンアイゼンやチェーンスパイクなどがあると安心して歩くことが出来るでしょう。
今日も美しい日の入りを見ることが出来ました。この頃になれば、気温はすでに氷点下。皆さんダウンや手袋、ニット帽などの防寒対策をしっかりとして、ご覧になられていました。
冬になってくると空気が澄んで、街明かりもいつも以上にくっきりときれいに見えます。長野市方面には小さくですが、花火が上がっているのが見られました。
河地