意外といい天気。
昨夜、屋根をたたく雨の音を聞きましたが、朝にはその雨も上がっていました。そして、ガスが切れると槍穂高の展望が広がりましたが、そちらでは雨ではなく、雪だったようで山肌の白さが増していました。モノトーンの中、この白さが際立ち、浮かび上がっているように見えました。
その後は意外と天気は良く、青空も広がりました。この時期の平日らしく、訪れる方も少なく、静かな時間が流れていました。
小屋閉めまで10日をきってきたので、連日の冬支度を急ぎます。今日は喫茶サンルームに40本近くの支柱を立てました。冬はこの屋根の上には7~8mの雪が積もるので、こうしてたくさんの支柱が必要となります。
小屋内で作業をしている時間が多くなり、気づけば日の入りは過ぎていました。東の空からは明日満月となる月が昇ってきていました。そして、高瀬側には美しい雲海も入っていました。
満月の頃の月明かりはとても明るく、この頃しか見られない夜の光景が広がります。白さを増した槍穂高連峰が暗闇の中、その存在感を現し、かっこよく見えていました。今シーズンの週末も明日と最終日のみとなってきました。カウントダウンが始まり出したような気がしてきました。
河地