再び雪化粧。
今朝は玄関先の温度計が－10℃近くを示していました。このくらいの気温になるとさすがに寒いなと感じます。夜明け前、まだ街明かりの奥には富士山がきれいに見えていました。
少し湿気の多く空気だったのか、太陽が顔を出すと結構赤く染まりました。
木々に付いた霧氷もまるで桜が満開になったかのように美しいピンク色へと変わりました。
すっかり雪がなくなってしまった燕岳もきれいなピンク色へと染まりました。
美しい朝焼けでしたが、天気はこの後下り坂へ向かうようで、西の空からは灰色の雲が押し寄せてきていました。
9時頃になると雪が降り始めてきました。強い降りではなかったので積雪量が一気に増えることはなかったのですが、その後ずっと降り続き、気温の低かったこともあり、景色は白く変わっていきました。
夜には積雪量が増える可能性があるので、山荘直下は念のため冬道へと切り替えました。
日中でも－5℃くらいまでしか気温が下がらず、寒い一日でしたがこのくらいの気温はライチョウたちにとってはきっと寒くはないのでしょう。テント場近くに2羽がやってきて、かわいらしい姿を見せてくれました。昨日までは地面が茶色く、白い姿が目立っていましたが、今日はうまく雪の色に溶け込んで目立たなくなっていました。
ずっと雪は降り続いていますが、積雪がぐっと増えるといった感じではありません。この調子であれば登山道の様子は大きく変わらないのかもしれません。しかし、白くなった山々の美しい景色は期待できそうです。
河地
