晴れのクリスマス。
今日はクリスマス。上山以来、初めての晴天となりました。
高気圧に覆われた今日は風も弱まり、また冷え込みも玄関先の温度計で－10℃くらいととても穏やかな天候となりました。そして、外へ出て東面を見ると６時前、東の空は明るくオレンジ色に変わり始めていました。また、遠くには富士山もくっきりと見えていました。
６時５０分頃、太陽は昇ってきました。すると白い山肌は太陽の色に染められ、とてもきれいでした。冬山ならではの醍醐味です。感動的なご来光でした。
昨日、吹雪の中登って来られた皆様は朝食後早速山頂へと向かわれました。そして、とてもいい顔をして戻って来られました。今年の登山のいい締めくくりになったと喜んでいらっしゃいました。冬山で今日のような天気に本当にラッキーでしたね。
冬の美しさといえば強い風が創り出すこのシュカブラです。天候が厳しければ厳しいほど美しくなります。
これまで天候が悪かったので燕岳山頂方面の赤旗立てが出来ていなかったので、今日行ってきました。こんな天気の中、山頂へ行けるのは仕事はいえ気分のいいものです。
山頂より北燕岳方面、背景には真っ白な剣・立山連峰がきれいに見えています。なお、北燕岳から東沢乗越へ行くルートは冬期は通行困難となります。
先日の風雪で白くなったイルカ岩。
山頂方面より燕山荘方面。
そして、クリスマスの今日も特別料理とケーキのご用意をさせて頂きました。
午後になるにつれ、西風が強まり、空も灰色に変わってきました。どうやら天気は下り坂へと向かい出したようです。
しかし、日没時刻が近づくと窓の外が急にオレンジ色へと変わってきたので、外へ飛び出してみるとこの美しい日の入の瞬間でした。どうやら稜線と雲の間にすき間があり、そこから太陽の光が差し込んだようでした。
燕岳もきれいな色に染まりました。しかし、この後がさらに素敵でした。
日が沈んだ後、西の空はみるみる赤く染まっていきました。ついさっきまでのどんよりとした空からは想像もつかないまさに圧巻という空でした。なんとすてきなクリスマスプレゼントだったことでしょう。
河地
